炭(すみ)

2018.6.1

用語集テンプレ

炭手前に用いる炭を道具炭といいます。

寸法の違いで風炉用と炉用の別があり、風炉用のほうが小ぶりになります。

また、すべてで十種ある炭のそれぞれに名前が付けられています。

胴炭(どうずみ) ・・・
道具炭でもっとも大きいもので、初炭に使います。

丸管炭(まるくだずみ) ・・・
管状のもの。

割管炭(わりくだずみ) ・・・
丸管炭を縦半分に割ったもの。 

丸毬打(まるぎっちょ) ・・・
毬打とは、正月に使われる子供の玩具で毬を打つ長柄の槌のことで、その形状に見立てて称されます。
胴炭の半分の長さで、やや細いもの。

割毬打(わりぎっちょ) ・・・
丸毬打を縦半分に割ったもの。

点炭(てんずみ) ・・・
炭手前の際に最後につぐ小さな炭で、文章の最後に打つ句点の「。」になぞらえて呼ばれます。
あるいは点火の意ともいわれ、添炭、止炭(とめずみ)ともいわれます。

枕炭(まくらずみ) ・・・
炭斗の底に置いて、他の炭の枕とする炭。
通常は割毬打の割り口を下にして置きます。
枕としての役割で、風炉や炉につがれることのない炭。

香合台(こうごうだい) ・・・
香合をのせる炭で、「香台」ともいいます。
長さは丸毬打と同じですが、炭斗や香合の大きさによって太さを選びます。

枝炭(えだずみ) ・・・
枝状をしている炭で、もとは躑躅の枝をそのまま焼いたもの。
石灰や胡粉で白く塗られ、白炭、化粧炭ともいいます。
炭をついだときの景色として、また火移りをよくする導火炭の役割があります。

輪胴(わどう) ・・・
後炭の際、胴炭の代わりに用いられるもの。
胴炭の半分の長さで、太さは胴炭より太いものが多くあります。

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