縁高(ふちだか)

2018.6.4

用語集テンプレ

「縁高重」、あるいは「縁高折敷」の略称で、主菓子器の代表的なものです。

利休形といわれるものは、五寸角、角切りになって、高さ二寸七分の縁のついたところからこの名で呼ばれており、真塗胴紐で綴目があります。
五客分を重ねて一組とし、上に一枚の総蓋があります。

真塗のほか、溜塗、一閑などがあり、春慶や飛騨塗のものもありますが、それらはやや略式となります。
また、周囲に七宝などの透かしを入れたものもあり、ときには七宝の蒔絵のものもあります。

寸法にも多少の相違があり、庸軒好の溜塗縁高のように、きわめて縁の低い浅いものもあります。

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