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茶道の初心者にもわかりやすい掛け軸の選び方のポイント

茶道具
2018.11.5

茶道を始めたばかりの人の中には、掛け軸の選び方で悩む人も少なくありません。
掛け軸と一口にいっても、年代物の掛け軸から新作の掛け軸までさまざまなものがあります。

今回は茶道や日本文化に興味がある人向けに、茶道の初心者にもわかりやすく掛け軸の選び方のポイントを紹介します。

用途や季節などに合っているかどうかが重要

掛け軸は、描かれている内容によって印象などが大きく変わります。
ただ単に好きな物を選んで飾るのではなく、季節や部屋の雰囲気などに合わせることが大切です。

たとえば、掛け軸に桜や梅が描かれていれば春に相応しい掛け軸だといえます。
季節感を掛け軸で演出すれば、茶道がより一層楽しめるでしょう。

掛け軸のなかには、一年中使用しても不自然ではないものもあります。
墨で描かれた山水画などは季節を問わず掛けられますが、仏事に相応しいと考えられる掛け軸は茶道では控えた方が良いでしょう。

掛け軸を選ぶ際は、用途や季節などに合っているかどうかをまず判断することが重要です。

掛け軸のメッセージを判断

茶道における掛け軸には、一般的にメッセージが込められていると考えられています。
掛け軸には日本古来の言葉や季節に合った言葉などが書かれていることが少なくありません。

茶席であれば主催者からのメッセージ、茶道の稽古であれば先生からのメッセージが込められていることが多いです。

無論、掛け軸の内容に重ねられているだけで、そのままの意味ではないこともあります。

茶道の道具の1つである掛け軸を選ぶ場合は、自分が相手にどのようなメッセージを送りたいのか考えることが大切です。
気に入ったデザインだからという理由だけでなく、掛け軸のメッセージの内容も見極めましょう。

掛け軸の予算と作者

茶道に用いられる掛け軸の価格は、三万円ほどから数十万円までと幅広いです。
稀に百万円を超える掛け軸もありますが、茶道の場合、家元が使用するのが一般的です。
無理に百万円を超える掛け軸を選ぶ必要はないでしょう。

掛け軸は、作者によって値段が大きく異なってきます。
有名な作者の掛け軸が、安く売っているということはまずありません。
いろいろな掛け軸を見て、おおよその価格帯を覚えると良いでしょう。

掛け軸は茶碗などと違って、壊れて使用できなくなる可能性は低いので、長く使用できます。
また、茶道に用いる掛け軸は、普段飾っておくこともできます。
多少高くても、長く使うことを考慮して、気に入った作者の掛け軸を購入した方が良いでしょう。

掛軸(かけじく)

 2018.11.5

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