茶道の抹茶茶碗で高級なものとはどんなもの?高級である意味は?

茶道具
2020.7.6

茶碗といえば、一般的にご飯を盛る器というとらえられ方をされていますが、元来は茶道において、その名のとおりお茶を飲む器としての呼称でした。

現在でも日常使うご飯用の茶碗と違って、特別な器として値段も高いイメージがあります。
実際に茶道の茶碗は高いものなのでしょうか。だとしたら、なぜ高いのでしょう。
茶碗と値段の関係を探ってみましょう。

茶道における茶碗の存在ってどういうもの?

茶道に使われる道具の中でも中心的存在である茶碗ですが、単にお茶を飲むためだけの物ではありません。
作法の流れの一環として、お茶をいただいた後、茶碗を鑑賞するという所作があるのです。
茶碗そのものの色や形、または裏側の台座の部分高台にいたるまで拝見します。
流派によって作法そのものは違いますが、茶碗を鑑賞するというのは茶道共通の大事な部分といえます。

茶碗は内側にも模様がある場合が多いです。焼き物ですと、内側を含め全体に見るべき個所があります。
出された状態で中にはお茶が入っていますから、当然内側は見えません。
完全に茶碗をカラにしなければ、内側を鑑賞することはできません。
ですから必ず飲み干すというのが礼儀となるのです。

このようなことからもわかるように、茶碗は器としてだけではなく、一つの芸術品として茶道の中に存在しているのです。
ある意味、茶をたてる側の趣味や品格、心意気などがそこに現れるということになります。
立派な茶碗という意味において、値段ということも大きく関わってくるのです。

戦国武将が集めた茶碗もたくさん

茶道が日本に伝わって以来、観賞用としての存在価値が大きかった茶碗は、当然のことながら高価なものがたくさん存在します。
茶をたてる主の趣味がもろに出るものですから、やはり良いものを客に見てもらいたいと思うのはあたりまえのこと。
古く戦国時代においては、茶道は武士の間での重要なたしなみの一つでもありました。
コミュニケーションの場でもあり、重大な取り決めを行う場でもあり、戦場におもむく際の覚悟を決める場でもあったのです。

当時の戦国武将たちは、こぞって高価な茶碗を集めました。
立派な茶碗はその価値と共に、自分自身の価値観でもあったわけです。
その茶碗は時として褒美として部下に譲渡されたり、先祖代々残されたりして現在にまで至るケースも少なくありません。
当然そのような茶碗は高額のものになり、物によっては高級品として茶碗というよりも美術品として扱われることになります。

数千円から国宝まで

茶碗はほとんどのものが焼き物ですが、中国、朝鮮で焼かれたものから、日本の各地の焼き物の産地で制作されたものなど、それぞれに高価なものは存在します。
まさに美術品としての扱いを受けているものも多く、国宝や重要文化財に指定されている茶碗も存在します。
有名な曜変天目茶碗などは世界に三つしかない国宝です。

茶碗は一般的に数千円から、上は果てしない額まで存在します。
値段はその価値をはかる一つの方法ではありますが、気に入ったものや思い入れがあるものなどは、値段以外の価値観で見ることができるとも言えるでしょう。

 

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